種類株式 事例

配当優先株式の発行

X社は,配当優先株式を発行し,第三者Y社に割当て引受けてもらうことにしました。

①まず,種類株式発行会社とするための定款変更,②次に,配当優先株式の発行決議,③さらに,普通株主による種類株主総会で上記①②の決議を行い,④取締役会で割当決議を行いました。⑤Y社から引受申込及び払込が行われ,配当優先株式が発行されました。

スクイーズ・アウト

X社は,P社の完全子会社となるために全株取得条項付種類株式を利用しました。

①まず,種類株式発行会社とするための定款変更,②次に,発行済普通株式を全株取得条項付種類株式とする定款変更,③さらに,②の全株取得条項付種類株式を取得する決議を同一の株主総会兼種類株主総会で行い,P社以外の1株未満の端数株主に対しては現金を交付する。
これにより,X社はP社の完全子会社となりました

属人的種類株式

自社株を代表取締役Aさんの子Bさんに生前贈与して会社の事業承継をスムーズに行いたいが,まだ重要事項の決定権は社長である自分が持っておきたいという相談がありましたので,自社株の大部分をBさんに贈与すると同時にA社長が保有する残りの株式については1株500個の議決権があるとする定款変更を行いました。

属人的種類株式については登記の必要はありません。