持分放棄 事例

夫婦共有で一人が持分放棄

夫婦共有(A持分91/100,B持分9/100)で不動産を所有されていましたが,数年前から別居状態で,当該不動産に居住しているAさんは,名義を自分の単独所有にしたいとのことでした。

所有権を移転するにはその原因が必要になります。Aさん夫婦はまだ正式に離婚していませんでしたので,財産分与にはあたらず,また贈与という原因にも違和感があるとのことでしたので,持分放棄を原因としてBさん持分全部移転の登記申請を行いました。